ドーサ液のこと
2009年 07月 16日
私は基本的に絵を描くのはアクリル絵の具を使います。
絵を描く紙は、仕事ではもっぱらクレセントのイラストボードを愛用しているのですが
自分の作品として猫の絵を描く時には和紙ボードを使います。
イラストボードに描く方が吸水性など断然扱いやすく、濃淡もつけやすいのですが
和紙に描くと独特の風合いが出るのでこちらを使っています。
日本画の経験者は御存じと思いますが、
和紙を使う場合はあらかじめ紙に「ドーサ液」を塗ります。
ドーサ液とは膠液に明礬を少量加えた物で、和紙の滲みを防止します。
和紙ボードはそれぞれのロットによってドーサ引きの具合が違うようで、
様子を見ながら自分で再度ドーサを引いて「描き良い頃合」にします。
使う絵の具は日本画絵の具でもアクリル絵の具でも、
和紙に描く場合はこのドーサ引き作業は必要です。
以前はドーサ液も自分で作っていたのですが、この頃はすでに調合してある便利なものもあり
私はこの液を適度に薄めて使っています。
出来上がった『梅香』はほぼドーサ無しでいけましたが、
今進行中の『猫の木』はかなり滲みが強いので、ドーサ液で調整しました。
絵を描く「道具」は絵の具も紙も、やはり実際何度も使って経験を重ねて、
自分の手に馴染む「頃合」を探しだすのが大切だと思います。
絵を描く紙は、仕事ではもっぱらクレセントのイラストボードを愛用しているのですが
自分の作品として猫の絵を描く時には和紙ボードを使います。
イラストボードに描く方が吸水性など断然扱いやすく、濃淡もつけやすいのですが
和紙に描くと独特の風合いが出るのでこちらを使っています。
日本画の経験者は御存じと思いますが、
和紙を使う場合はあらかじめ紙に「ドーサ液」を塗ります。
ドーサ液とは膠液に明礬を少量加えた物で、和紙の滲みを防止します。
和紙ボードはそれぞれのロットによってドーサ引きの具合が違うようで、
様子を見ながら自分で再度ドーサを引いて「描き良い頃合」にします。
使う絵の具は日本画絵の具でもアクリル絵の具でも、
和紙に描く場合はこのドーサ引き作業は必要です。
以前はドーサ液も自分で作っていたのですが、この頃はすでに調合してある便利なものもあり
私はこの液を適度に薄めて使っています。
出来上がった『梅香』はほぼドーサ無しでいけましたが、
今進行中の『猫の木』はかなり滲みが強いので、ドーサ液で調整しました。
絵を描く「道具」は絵の具も紙も、やはり実際何度も使って経験を重ねて、
自分の手に馴染む「頃合」を探しだすのが大切だと思います。
by emysblog
| 2009-07-16 13:45
| 絵